
永瀬研究室の石渡辰也君と梅村知足君が2010年日本建築学会優秀卒業論文賞を受賞
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2010/12/1
デザイン工学研究科建築学専攻の石渡辰也君(M1)と梅村知足君(M1)が工学部建築学科の卒業論文としてまとめた「集落の記憶−喜界島における集落構成と空間継承−」が2010年日本建築学会優秀卒業論文賞に選ばれ、日本建築学会大会(富山)で表彰されました。
この賞は、日本建築学会が毎年、全国の建築学(構造系・計画系・環境系)に係る優秀卒業論文を公募し、そのうち優秀な論文を選考して顕彰するものです。
【受賞対象論文】 集落の記憶−喜界島における集落構成と空間継承−
【優秀卒業論文賞推薦理由】 琉球薩摩の両文化の影響下にあった鹿児島県喜界島を対象に集落単位の空間構成原理を探求し、どのような文化や思想が形として現在まで残っているかを解明しようとした論文である。ここでは沖縄の腰当思想・風水思想と集落空間の対応を分析し神聖領域、墓地領域、旧家領域、分家領域から構成される腰当思想概念を明解なモデル図にまとめており、作成された喜界島全集落の空間構造分析シートも資料性が高い。永瀬研究室の継続研究で自力の独創的研究とは言い難いが、図表表現が豊かで論理展開も明確で卒業論文として高く評価できる。
■2010年日本建築学会優秀卒業論文賞
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