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デザイン工学部建築学科 陣内秀信教授が「サルデーニャ建築賞2008」を受賞いたしました

2008/8/4

デザイン工学部建築学科 陣内秀信教授が「サルデーニャ建築賞2008」を受賞しました。
受賞の対象となった著作は、【La Sardegna vista dai giapponesi :L’architettura popolare ,la vita, le feste】 ( 『日本人から
見たサルデーニャ ― 民衆の建築、生活、祝祭』)です。この著書は、サルデーニャのヌオロにあります「Iris Edizioni」という
出版社より、2004年に出版されました。
「サルデーニャ建築賞」とは、イタリア本土の西にある島、サルデーニャ州の建築家協会が、サルデーニャの建築文化の
発展に貢献した著作等、仕事に与えられる賞です。この賞は、毎年1点選出されます。

陣内秀信教授は著書の中で、独特の歴史、文化風土をもつサルデーニャの、島南部における平野の農業地域と中部に
おける山間の牧畜地域を比較し、住居の構成、町の構造、暮らしの違いを、フィールド調査から詳細に描いています。また、
田園に古くから存在する教会の役割、そこでの祭礼の在り方を初めて明らかにされています。

「サルデーニャ建築賞」は、今回、年次大会のテーマが「地中海世界の風景:保護と再評価」であり、それに相応しい仕事が
選ばれたようです。そのため、上記のような陣内秀信教授の研究は、人類学の視点も入れて、民衆の生活空間に光を当てた
ことが高く評価されました。

また、今回の陣内秀信教授の賞受賞については、イタリアの新聞にも掲載されました。

 


受賞対象著書【La Sardegna vista dai giapponesi :L’architettura popolare ,la vita, le feste】の表紙

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